地方に春を呼ぶ火祭り、神倉神社の「お燈まつり」は毎年2月6日夜、行われます。
熊野年代記には、西暦574年(敏達天皇3年)正月二日に神倉山が光を放ち、翌年正月六日夜、神倉火祭り始まると記されており、歴史ある炎のみそぎ神事で県無形文化財に指定されています。
熊野三山の一つ熊野速玉大社の摂社・神倉神社は、日本書紀に天ノ磐盾と呼ばれたゴトビキ岩がご神体。素朴な自然崇拝の原点で熊野三山の神々降臨の霊山といわれています。ここを舞台に、2000人前後の上り子が、白装束に荒縄を胴に巻いたいでたちで、五角錐の松明に御神火を受け、一年の家内安全などを祈願。急峻な538段の石段を駆け下りる奇祭で、
その様は、「お燈まつりは男の祭り、山は火の滝くだり竜」と新宮節に唄われています。
神倉神社は、お燈まつり当日だけ女性の入山は禁止されています。

2007.02.06 男祭り お燈まつり
白装束に身をかため、腰に荒縄を巻いた千数百人の男たちが、一斉に松明に神火を移し、源頼朝の寄進と伝えられる538段の石段を怒濤の如く駈け降りる。「お燈まつりは男の祭山は火の滝下り龍」と新宮節に歌われるとおり、その壮観さは火を吐く下り龍そのもの。手に手にかざした松明が火の河となり、荒れ狂い流れ落ちます。昔から神倉補社に伝わる女人禁制の祭で、新宮ではお燈まつりの火の洗礼を受けていない勇は、「男じゃない」とまでいわれるほどです。
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